・Bud LightがNBAキャブスとARアプリを活用したプロモーションを展開
・アプリは「Bud Light」のロゴに反応しフリースローゲームが遊べる仕組み
・日常生活の中でゲームが楽しめる仕掛けで、ユーザーへの継続的な訴求を可能にした
ビール大手ブランドのBud Lightは、昨シーズンNBAクリーブランド・キャバリアーズとパートナーシップ契約を結び、アメリカで飲酒可能となる21歳以上かつ、キャブスの本拠地クイッケンローンアリーナから半径75マイルの居住者を対象として様々な商品が当たる販促プロモーションを実施した。
商品にはサイン入りグッズ、チームグッズ500ドル分のギフト券などに加え、コートサイド席、スウィートボックス席、アウェー2試合分の飛行機代といった豪華商品。さらに1日チームオペレーションディレクラー、ラジオ解説者になれる権利といったファンにとって貴重な体験型のものもある。
そしてBud Lightはこの一連のキャンペーンと共に力を入れたのが、ARを使っての試みだ。『“Deep in The Q” Virtual Pop-A-Shot』という専用アプリをダウンロードしたモバイル端末をキャブスのホームアリーナのビデオボードなど特定の場所にフォーカスすると、フリックするとシュートを打てるシューティングゲームが始まる。さらにアリーナの特設スクリーンでは隣の人と競えたりと、試合の合間の隙間時間を埋めるものとなる。
さらにこのアプリで、Bud Lightのビール缶のロゴにフォーカスしてもシューティングゲームが始まる。これによりキャブスの試合以外でも、Bud Lightの商品を買えば、気軽にゲームを楽しむことができる。晩酌の際、1つの楽しみとしても利用できるものとして、バスケファンとしては嬉しいものではないだろうか。
また、このキャンペーンの特徴といえるのが、多くの人にとって日常生活に欠かせないスマートフォンを利用していることだ。スマートフォンを介した施策であるからこそ、より気軽な存在として消費者の生活に根ざした部分でも効果的に使える。そして、多くの拡散効果が期待できるプラス面を強調しておきたい。