・瞑想アプリとプロスポーツリーグ(下部団体も含む)とのパートナーシップ契約(選手、スタッフにアプリサービスを無償提供。)
・企業側のメリット:プロ選手に提供されているという事実と、プロ選手によるSNS投稿(非ステマ)
・コンテンツ側のメリット:選手、スタッフのホスピタリティ向上


 NBAが瞑想アプリのHeadspaceとパートナーシップ契約を締結。契約は複数年となり、対象はNBAだけでなく女子リーグのWNBA、NBA傘下の育成リーグとなるNBA Gリーグ、さらにはeSportsのNBA2Kリーグにまで及ぶ。これら4つのリーグの選手、職員たちにHeadspaceのアプリが無償提供されることとなる。

 このアプリは、瞑想の手順を音声でガイダンスしてくれるもの。一番簡単なものは無料で利用できるが、より専門的なコンテンツを体験するには課金が必要となる。また、大人から子供まで様々な年齢、カテゴリー分けがされている。今回、各選手と職員たちは一連のコンテンツを利用できる。また、その中にはアスリート向けの瞑想プログラムも含まれている。

 また、このパートナーシップについては、NBA、Headspaceの間に金銭的なやりとりはないと、経済専門紙のウォールストリートジャーナルが報じている。ただ、同紙によるとHeadspaceは年間使用料96ドルのコンテンツを約7,000人分提供する。これは金額にすると約67万ドル(約7,200万円)分に相当する。

 とはいえ、NBAの試合中継、リーグが展開するネット媒体などにおいて広告を掲出したりするのに年間約7,000万円では足りない。7,000万円でNBAの選手たちにも提供されているという実績を得られるのはアプリのブランドイメージ向上からいって、高くはないのかもしれない。

 また、NBAには積極的にSNSで情報発信を行っている選手たちも多い。もし、実際に利用したスター選手の誰かが、Headspaceを気に入ったと投稿してくれたら、それは世界中のバスケファンに拡散される訳であり、それこそ7000万円の元は一気に取れるだろ。そして、しっかりとパートナーシップ契約を結んでいるので、複数の選手たちから称賛されてもいわゆるステマと勘ぐられることもない。

 NBAにとっては選手、職員へのホスピタリティー向上への施策に、そしてHeadspaceにとっては大きなPR効果につながる可能性を持った今回のパートナーシップだ。