・Hyper Xにとって、esports市場攻略が課題
・NBAがTake-Two Interactive Software社と共同で新たに『NBA 2K eLeague』を発足することを発表
・Hyper Xは、このリーグへの参加が確実視されている人気esportsチーム『Dignitas』と、そのチームを買収した『Philadelphia 76ers』と契約
SDカード、SSDドライブなどメモリ製品製造の大手メーカーであるKingston Technology社のビデオゲーム機器ブランド『Hyper X』が、NBAフィラデルフィア・76ersとスポンサー契約を結んでいる。これにより、Hyper Xは、76ersの公式ヘッドセットスポンサーとなっている。また、76ersが買収した人気esportsチーム『Dignitas』のスポンサーとなることも発表されている。
このパートナーシップにより、76ersの公式戦において、ホームアリーナのLEDスクリーンにHyper Xの広告が掲出される。他にもギブアウェイグッズを提供する試合があるなど、様々なアクティベーションが実施されることになる。また、DignitasはHyper Xブランドのヘッドセット、マウスパッド、キーボードなどを使って大会に参加することになる。他にも76ers、Dignitasと共同でのビデオコンテンツ制作などを行うと見られている。
#HereTheyCome! Proud to have the @sixers and @TeamDignitas as a part of the #HyperXFamily! https://t.co/qcqJy2epQt pic.twitter.com/nWAJwTZXmA
— HyperX (@HyperX) 2017年10月19日
元々、スポーツとビデオゲーム(esports)は親和性が高い。それはバスケットボールにおいて顕著であり、NBAはTake-Two Interactive Software社と共同で同社の人気ソフトNBA2Kを使ってのNBA 2K eLeagueを2018年からスタートする予定だ。それだけに76ers傘下となったDignitasがこのesportsリーグに参戦することは確実視されている。
Hyper Xはこれまでゴードン・ヘイワード、ジョナス・ジェレブコ、ディアーロン・フォックスといったNBA選手たちと個別契約を結んできた。そこに加えて、今回の契約ということでesports市場に本格的に取り組んでいることを大きくPRできている。
また、これから実際に開幕が近づくことでよりNBA 2K eLeagueへの注目度が増していくことになれば、同様のスポンサーシップ契約が増加していくことも十分にあり得るだろう。