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Uberがサッカーの名門ローマと提携

写真:Maurizio Borsari/アフロ


・Uberが欧州での新規ユーザー獲得のために、人気スポーツチームとパートナーシップを締結
・試合前後の交通混雑の解消という点ではチームにとってもメリット
・スポーツエンタメ企業であるAEGとも契約。AEG保有の27施設が公式パートナーになり、各地でユーザー獲得のプロモーションを実施


 イタリアの首都を拠点に置くサッカークラブ・ローマが、自動車配車のサービスを展開するUberとイノベーション&モビリティーパートナー契約を締結した。この業務提携により、2017-18シーズンでローマのホーム主催試合日にUberを利用して車を呼び寄せ、「FORZAROMA」のプロモーションコードを使えば20%の運賃割引が適用される。また、この契約で、Uberのアプリを開くとローマの試合情報が流れ、チケット購入サイトまで誘導されることになった。

都市を中心に浸透し始めているUberの売りは「手軽さ」

 Uberは自動車配車サービスを運営し、タクシーに限定せず、一般人が所有の乗用車で顧客を目的地へ送り届けるシステムを提供している。

 従来のタクシー運送業者との違いは、その「手軽さ」だ。自動車を呼ぶ際にドライバーへメールを送信して行き先を告げれば、乗車時に口頭で伝える必要がなく、支払いは登録したクレジットカードでの決済になるため、細かい金銭のやり取りがない。2012年4月に始まったUberのサービスは現在、日本も含めた70ヶ国、632の都市で展開されている。

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よりスムーズなスタジアム観戦をサポート

 イタリアで屈指の人気を誇るサッカークラブ「ローマ」の本拠地スタディオ・オリンピコ・ディ・ローマは、欧州でもトップクラスの収容人数(約7万人)を誇る。また、首都ローマの人口は300万人弱と、イタリア国内では図抜けて多い。よって、試合の前後はスタジアム周辺は混雑が予想され、その状況でのUberの活用は、会場入りや帰途の利便性の向上に大きく寄与するであろう。また、世界有数の観光地へ海外から訪れる人も多く、初めてスタジアムを訪れるサポーターにとっては特に心強い。

 今回のローマとのパートナーシップ以外にも、Uberは世界的な有名スポーツチームとの提携を積極的に行っている。今年1月にはプレミアリーグに所属するマンチェスター・ユナイテッドと複数年の契約を結び、ホームスタジアムのオールド・トラフォードにはUber専用駐車場枠が設置され、ファンがスタジアムでプレーできる「Pitch Day」などのキャンペーンなども行った。

 また、今年の4月にはスポーツエンターテイメント企業のAEGとも契約を締結し、同社が運営する合計27のアリーナなどエンターテイメント施設が公式にパートナーとなっている。その結果、各施設でUberの乗客者だけが利用できる「Uber Zone」を設置し、限定イベントや独占プロモーションなども行っている。

 Uberにとって、多くの人の移動が発生する、有名プロスポーツチームとのパートナーシップは、世界的なブランディングと共に、実際にUberの利便性を訴求できる相性の良いパートナーシップと言えるであろう。

ライター:編集部

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