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水問題の改善に取り組むザイレム、スポーツチームとのパートナーシップだからこそPRできるものとは

https://twitter.com/Xylem/status/1539678791236198400

  • 水質などに関連する計測機器メーカーと多数のチームを抱えるサッカー事業グループとのパートナーシップ
  • プロチームの影響力を使い、チームとの社会貢献活動をPR
  • 若いサッカーコミュニティリーダーたちを介して、計8カ国2万人以上の子供たちに水についての理解を深める機会を提供。

マンチェスター・シティを筆頭としたシティフットボールグループの3チームと契約延長

スポーツチームのパートナーとなることの大きな魅力は、性別、そして世代を問わず幅広い年齢層の多くのファンに対し、自分たちの商品をPRできるところにある。だからこそ食品などの生活必需品、車や家電といった一般消費財でブランドイメージや認知度を高めたい企業が、より積極的にスポンサーを務めている。他にもスポーツチームならではの特徴として挙げられるのが彼らの一般社会における影響力や地元自治体との密着な関係だ。

SDGsを筆頭に今、企業が担うべき責任として社会貢献事業をより多く求められている。ただ、そういった活動を企業単体で行っても人々の関心を集めにくいのが実情だ。特に一般的には馴染みがない専門的な企業の場合はその傾向が強い。だが、ここで人々の認知度、好感度が高いスポーツチームと一緒に行うことで、より多くのメディアに取り上げてもらえるなど露出が一気に増える。また、例えば学校で啓蒙活動を行う時、地元の人気スポーツ選手が参加してくれることで、子供たちにとってより印象深く反響が大きいイベントなっていき自治体との関係が深くなるなど、いろいろな波及効果が見込める。

こういったポシティブな面を効果的に利用しているのが、水質検査の機器など水に関する様々な事業を手掛けているザイレム社だ。同社はイングランドのサッカープレミアリーグに所属する世界的ビッグクラブのマンチェスター・シティと、シーズン終了後に2018年に締結していたスポンサーシップの契約延長を発表。これは北米サッカーリーグMLSのニューヨーク・シティ、インドのムンバイ・シティと同じ母体であるシティフットボールクラブ(CFG)に所属するチームも含まれている。

人気チームの影響力の大きさを活用し、世界中で自分たちの社会貢献活動を展開

今回の契約延長のリリースによると、このパートナーシップで両者がすでにいろいろな水問題についての啓蒙やボランティア活動を実施している。その一例として500人以上の若いサッカーコミュニティのリーダーたちとのネットワークを強化し、計8カ国で2万人以上の子供たちに対し、命を救う水についての理解を深める機会を提供している。ザイレムが、このように世界各地での幅広い活動ができているのは、CFGと共同で行ってからこそ。抜群の知名度を持つ人気クラブと一緒に活動するからこそ、より多くの人々を巻き込むことができる象徴的な例だ。

ザイレム社のCEOは「パートナーシップを通じて世界中の何百人ものファンと繋がることができます。水に関する課題と解決策について話し合い、問題喚起の行動を広げるための強力なプラットフォームを作っています」と、CFGの協力がいかに大きいかを強調する。

そして、CFGのCOOも自分たちの影響力を企業が使用して社会交換活動を推し進めることを歓迎している。「マンチェスター・シティ、ニューヨーク・シティFC、ムンバイ・シティの声と影響力を活用して持続可能なアプローチに関する意識を高め、人々の行動を変えていくことを続けていきます。今後数年にわたり、この活動を続けていくことを楽しみにしています。」

企業にとって華やかな露出だけでなく、スポットライトを浴びにくい地味な草の根活動の拡大においてもスポーツスポンサーシップは有効な手段であることもこの両者の関係は証明してくれている。

ライター:鈴木栄一

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