・プロスポーツチームと地元のクラフトビール会社の公式パートナーシップ契約を締結。
・一方、そのビール会社の親会社は同地区ライバル球団の公式ビールパートナーでもある。
・また同チームは、地元の醸造所ともマーケティングパートナーシップを結び、海外のビール企業と公式”インポート”ビールパートナーシップを結ぶ等、カテゴリーの細分化を実施。


シカゴ・ホワイトソックスが、シカゴ発祥のクラフトビールであるグースアイランドビールと複数年のパートナーシップ契約を締結。これにより、グースアイランドはホワイトソックスにとっては初の公式クラフトビールパートナーとなっている。

この契約によって、ホワイトソックスの本拠地であるギャランティード・レイトフィールド内やその周辺を筆頭に、シカゴエリアやチームのソーシャルメディアにおいてグースアイランドの広告や色々なプロモーションが展開される。また、同社とホワイトソックスが共同で実施するテイルゲートパーティのイベントなども実施される予定だ。

ホワイトソックスにとっては、シカゴ発のビールとして大きな知名度を誇るグースアイランドとのパートナーシップは地元愛をアピールできる絶好の機会だ。しかし、現在のグースアイランドは、世界的大手アンハウザーブッシュの傘下となっており、クラフトビールと呼べるかは微妙な所ではある。ちなみに同じくシカゴを拠点とするMLBチームのカブスでも、グースアイランドのビールは販売されている。これはアンハウザーブッシュが、カブスの公式ビールパートナーであるからだ。

また、ホワイトソックスはシカゴ最大の独立系ビールブリュワリー(醸造所)であるレボリューションともマーケティングパートナーシップを締結している。球場内のソーシャルメディアラウンジの命名権を販売し、Revolution Brewing #SoxSocial Tap Roomとなっている。

そして、他にもさらに公式インポートビールパートナーとしてメキシコ発のモデロと契約中となっている。この状況が示すのは、ホワイトソックスがアルコール飲料という1つのカテゴリーを細分化することで、複数の企業と契約を結ぶ巧みなスポンサーシップセールスを見せていること。見方を変えれば企業側にとっては同業者がすでにスポンサーとなっていても、契約を結ぶ価値があると考えている良い例と言える訳で、スポーツ観戦における定番ドリンクであるビールの広告価値を示す事例ではないだろうか。