・TwitterがNBAのハーフタイムにトークショーを配信
・現役選手を含むパネリスト達が番組協賛社であるウイスキーメーカーのウイスキーを飲みながらトークを展開
・デジタル、ソーシャルを積極的に活用するNBAが最も関連ツイートの多いスポーツリーグに


Twitterが、メディア制作企業「Uninterrupted」と共同で、NBAファイナルのハーフタイムショーに「Halftime is Uninterrupted 」と名付けたトークショーの配信を実施した。

Uninterruptedは、NBAのクリーブランド・キャバリアーズに所属するレブロン・ジェームズと、そのビジネスパートナーであるマーベリック・カーターによって設立された企業。主なコンテンツとして、プロスポーツ選手が自ら動画を発信することを目的とした動画配信プラットフォームがある。

この番組は、ゴールデンステイト・ウォリアーズがキャバリアーズを4連勝で撃破したファイナルズの内、最初の3試合で配信された。トークショー内ではハイライト映像、Twitter上のつぶやきが取り上げられ、現役NBA選手のパネリストによる解説なども行われた。

パネリストとして、ロサンゼルス・クリッパーズのオースティン・リバーズ、ミルウォーキー・バックスのエリック・ブレッドソー、サン・アントニオ・スパーズのルディ・ゲイ、Uninterrupted所属であるNBAアナリストのビッグ・ウォスらが参加した。

また、この番組はクラウン・ロイヤル・カナディアン・ウイスキーというウイスキーメーカーがスポンサーを務め、同社のロゴが番組の合間に掲出されたり、トーク中にもパネリストが同社のウイスキーが飲む機会などが設けられた。

Twitterも「Twitter Sports」というアカウントを通し、#NBATwitterというハッシュタグを活用しながらこの番組を盛り上げた。

ハーフタイムの隙間時間を活用しファンの観戦体験を高める

「Halftime is Uninterrupted」はSNSを見ながらの観戦スタイルが浸透した現代において、視聴者の観戦体験を高める先進的な取り組みだ。

スポーツとTwitterはそのリアルタイム性から親和性が高い。試合観戦はテレビで、試合の感想をツイートしたり、友人や著名人のツイートを見たり、試合情報の確認はスマホなどのセカンドスクリーンで、というのは現代のスポーツ観戦においては主流となってきている観戦スタイルだ。

NBAは2018年に最も関連ツイートが多かったスポーツリーグであるとTwitterから発表されており、その投稿数は1億にも上る。これはNBAにそうした観戦スタイルが浸透していることを示している。

特にハーフタイムという隙間時間は、試合が中断となるため視聴者からすると手持ち無沙汰になる時間だ。「Halftime is Uninterrupted」はそうした隙間時間を埋めることができ、視聴者の興味を引き続けるコンテンツだ。番組の内容的にも従来のハイライト番組とは異なるため、NBAのファンに新しい楽しみを提供することができ、観戦体験を高めることができる。

また、こうしたコンテンツはファンの興味を惹くことができるため、広告媒体としての価値も生まれてくる。試合の間のCMよりもこうしたSNSとマッチングしたコンテンツの方が効果的な露出ができるという考え方もある。現在のスポンサーは、クラウン・ロイヤル・カナディアン・ウイスキーのみだが、ファンに浸透していくことでスポンサー企業が増えていくことだろう。Twitterとしても、こうしたファンの興味を引くコンテンツを自社の配信プラットフォームで配信することで、利用者増加に繋がり広告収入UPが期待できる。

NBAは非常に人気のあるスポーツコンテンツであるが、時代に合わせて自分たちのファンがより楽しめる新しい取り組みを続けている。今回の「Halftime is Uninterrupted」もその1つであり、これからもSNSを使ったどんな仕掛けを様々な企業とのコラボレーションで行っていくのか注目したい。