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スウェーデンのマクドナルド、全店舗でワールドカップ全試合をライブ配信

写真:AP/アフロ


・サッカーW杯のスポンサーであるファーストフード企業が店舗で試合中継のライブ配信を実施
・ブランディングのみならず、顧客とのエンゲージメント向上、セールスアップまでが目的
・W杯という大会の特性上、幅広いターゲット層の新規来店誘引にも繋がる


FIFAワールドカップの公式パートナーであるマクドナルドが、スウェーデンの全207店舗でロシアW杯全試合のライブ配信を実施した。

今回のライブ配信にあたり、OTTサービス(インターネット回線を通して動画コンテンツを提供するサービス)に強みを持つRed Bee Mediaというメディアサービスプロバイダーとの契約締結も合わせて発表されている。

スウェーデンの通信事業会社であるエリクソンが抱えるRed Bee Mediaは、W杯の高品質な映像をオランダ公共放送(NPO)とオランダ放送協会(NOS)に配信している。また、イングランド・プレミアリーグの配信を含め、長年にわたって有料スポーツ専門局「BTスポーツ」のプロバイダーであり、スポーツ配信の分野で活躍している企業だ。

スウェーデン・マクドナルドのデジタル部門を統括するRickard Bertholdはこう述べている。

「我々の店舗で、スケジュール通りにW杯の試合を配信できる事業者が必要だった。Red Bee Mediaの力により、お客様がハンバーガーを食べながら、W杯観戦も同時にお楽しみいただくことが可能になった。」

試合中継を店舗で行うというのは、FIFAワールドカップの公式パートナーでなければ行うことができない取り組みであり、マクドナルドはスポンサーシップのアクティベーションとしてこれを行った。

顧客とのエンゲージメントとセールスを高める

このマクドナルドによるロシアW杯の全試合ライブ配信は、マクドナルドを訪れる顧客とのエンゲージメントを高め、さらにはセールスUPが見込める取り組みだ。

スウェーデンはロシアW杯への出場国であるため、スウェーデン国民の関心は非常に高いと予想される。そのため、マクドナルド全店舗でのロシアW杯の試合中継は国民にとっても非常に好感が持てる取り組みであるため、マクドナルドのイメージアップに繋がる。ブランドのイメージを高め顧客との良好な関係を構築することで、継続的に利用してくれるロイヤリティの高い顧客を増やしていくことが狙いであると考えられる。

また、ロシアW杯の中継を行うことで、カスタマーにマクドナルドの店舗を訪れる動機付けをすることができる。ファーストフード店という特徴上、あらゆる層のカスタマーがターゲットとなるが、ロシアW杯の試合を中継することで広範囲のターゲットにアプローチが可能となる。試合が気になって来店する人、たまたま店の前に通りかかって試合中継気づいて来店する人など、店舗に足を運んでもらうための動機付けとなっており、新たなカスタマーを獲得することでセールスUPが期待できる。

FIFAワールドカップなどの大型スポーツイベントは多くの人々の関心を集めることができるチャンスであるが、顧客やターゲットが求める取り組みを行うことが必要だ。マクドナルドは継続的にスポーツを活用している企業であり、その1つ1つが顧客と密接に寄り添おうとする意図を感じることができるものだ。今後もマクドナルドの動きに注目していくべきであろう。

ライター:編集部

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