・ドラッグストアチェーン大手とバスケットボール女子代表、女子リーグのスポンサーシップ
・ドラッグチェーンのターゲット層はショッピングをしてくれる女性
・プロや代表だけでなく、地域のジュニアチームのサポートなど、次世代の発掘・育成の草の根活動も行う。


オーストラリアのドラッグストアチェーン、Chemist Warehouseがオーストラリア女子バスケットボールとの画期的なスポンサー契約を発表した。Chemist Warehouseは8,000人の従業員を擁する国内最大のドラッグストアチェーンで、薬の他、日用品や化粧品などを扱っている。

トップの代表から、ユース、障害者バスケ代表までをサポート

今回の契約は3年契約で、Chemist Warehouseはオーストラリア女子代表と女子の国内プロリーグ(WNBL)のネーミングライツを獲得。女子代表の正式名称は、『Chemist Warehouse Australian Opals』(Opalsは女子代表のニックネーム)となり、今年秋からスタートするWNBLのシーズンは『Chemist Warehouse WNBL』となる。

上記に加え、Chemist Warehouseはオーストラリアバスケットボール協会が管轄する全ての女子代表チーム(代表、U-25代表、U-19代表、U-17代表、車椅子バスケ代表、車椅子バスケU-25代表、知的障害者バスケ代表)のメインパートナーとなる事が発表されており、同国女子バスケ界にとっては歴史的な大型契約となった。

スポーツをする少女にとっても憧れの世界レベルのスター選手達

「オーストラリアにおけるバスケットボールの人気は上昇しており、近年の選手のレベルもかつてない程向上している今、我々のパートナーとなる事はChemist Warehouseにとって完璧なタイミングだと言える」と、協会のCEOは語っている。また、9月には4年に一度のFIBA女子ワールドカップがスペインで、8月には女子車椅子バスケの世界選手権がドイツで行われる予定となっており、それぞれメダル獲得が期待されている(7月にはベラルーシでU-17女子ワールドカップが開催され、オーストラリアは銅メダルを獲得)。

オーストラリアの女子バスケは世界屈指の強豪であり、Chemist Warehouseにとってはオーストラリア国内外でのブランド名露出が大いに期待される。女子代表にはアメリカのプロリーグであるWNBAで活躍しオールスターにも選出された選手や、オーストラリア国内で人気がある、女子オーストラリアフットボールリーグ(AFLW)と掛け持ち契約をしている才能豊かな選手等、スポーツ少女があこがれのスター選手も多い。トップの代表だけではなく、全てのレベルの代表をサポートするというChemist Warehouseの姿勢も好印象を与えている。前出のWNBLとAFLWの両方でプレーをする選手も、今回の契約について、「トップの代表になる為の若手育成プログラムがこれでより充実するという安心感が持てる」とコメントしている。

ターゲット層は「女性」。スポーツを頑張る女性を草の根からトップレベルまで応援

Chemist Warehouseはバスケットボールの他にも女子のフットボールリーグ、サッカー、クリケット等のスポンサーも務めている。男子のスポーツにもスポンサーはしている(国内で最大の観客動員数がある男子フットボールリーグへのスポンサー等。スポンサー内容はレフリーユニフォームへのロゴ掲出)が、女子へのスポンサーに力を入れていて、プロや代表だけではなく、地域のジュニアチームまでスポンサーをしている。その目的は、次世代のスターを育てるサポートだ。

Chemist Warehouseのターゲット層はショッピングをしてくれる女性が中心。草の根からスポーツをする女性をサポートする、という企業メッセージは同社の顧客層にポジティブなイメージを与えるだろう。地元オーストラリアでは”女性を支える企業”、というブランディングを確立し、世界の大会では自社のブランド名を国外の人々に認知してもらえる機会が得られるとなれば、”支えてもらう側”と”支える側”、双方にとって大きなメリットとなる。