・洗剤メーカーとプロスポーツリーグのパートナーシップ
・コロナ対策で試合後の恒例だった選手同士のジャージ交換が禁止。そこで着用したジャージを洗濯して相手選手と交換する取り組みをサポート。
・チームの用具係がジャージを洗濯し、洗剤メーカーのロゴ入りBOXに入れて対戦相手に郵送、相手が開封する様子をメーカーSNSやチームSNSで紹介する


コロナ禍で禁止されている試合後のジャージ交換をTideがサポートするアクティベーション

新型コロナウィルスの感染対策によって今、スポーツは様々な制限の下で行われている。それはスポーツにおける1つの慣習にも影響を及ぼしており、互いの健闘を称え合って行う試合後のジャージ交換は当然のように選手の汗が染み付いていることから禁止となっている。

ただ、そんな中でも北米アメリカンフットボールのNFLは、ジャージ交換をしっかりとした感染対策を取った上で継続している。リーグの公式パートナーである洗剤ブランド『Tide』のアクティベーションとして実施しているのだ。

『Clean Jersey Swap』と名付けられたこの企画は、1シーズンにつき各選手は1着の交換をリクエストできる。選手たちは自分が交換したい相手と戦う試合前、自軍、もしくは相手チームの用具担当者にその旨を連絡する。それを受けた用具担当者たちが、対象となるユニフォームを洗濯。この際、Tideの洗剤を使うことを推奨されているが必須ではない。

そして洗濯されたものを用具担当者が、Tideのロゴ入りの専用BOXに入れて対戦相手のチーム施設へと郵送するもの。どの試合に、誰がサービスを利用したのかは、Tideが自身のSNSで紹介している。また、『#JerseySwap』のハッシュタグをつけ、各チームも積極的にこの取り組みを積極的にPRしている。

普段なら親友との試合の後は、フィールド上で長らく会話をすることもできるが、今のコロナ禍ではそれもできない。そこで交換するジャージにメッセージを添えるなど、それぞれの選手たちの思いを知ることもできる。

チームも積極的に協力し、ファンが楽しめるコンテンツへと昇華

Tideにとっては、この取り組みをすることでフットボールファンへの好感度向上が間違いなく期待できる。洗剤のような一般消費材は、ユーザーにとって違いが分かりにくくどれを買うのかはブランドイメージが大きく影響しがちだ。それだけに、この取り組みが広く知れ渡るほど、スポーツファンが同社の洗剤を購入してくれる効果をもたらしてくれるだろう。

また、NFLや各チームにとって選手たちが試合後にジャージを用具担当者に渡す時、交換するジャージを受け取った時の姿を紹介するのは、ファンに普段は見えない人間関係であり選手の内面を紹介できる強力なコンテンツとなっている。

このTideのアクティベーションは、コロナ禍の制約を受けているからこそできるもので見事な発想の転換をしている。また、それをファンが楽しめるコンテンツにまで昇華させているところを含めて、様々なチーム、スポンサー企業が参考にすべきものとなっている。