・プロスポーツチームと人気ヒップホップレーベルとのパートナーシップ
・ホームゲームで選手入場の際のチームのアンセムを提供
・アーティストと選手が共演し、試合告知などの映像を制作(映像はチームのSNSで発信)


NFLジェッツ、人気ヒップホップレーベルDef Jamとパートナーシップ

NFLの新シーズン開幕を直前に控えた8月下旬に、ニューヨーク・ジェッツが地元ニューヨークの人気ヒップホップレーベルDef Jamレコーディングとパートナーシップ契約を結んだことを発表した。ジェッツの公式サイトによると、この契約は「“2つのニューヨークのアイコン的なブランド”による、音楽、コンテンツ、そして試合中の体験という3つの要素に特化したコラボレーションとなる」とのこと。

具体的には、Def Jamは本拠地メットライフ・スタジアムで開催されるジェッツのホームゲームで、試合前の選手入場の際に流されるチームのアンセムを提供するほか、ウォームアップ時や試合中の随所で流される楽曲やコンテンツを提供する。これについて、Def Jamレコーディングでマーケティング兼販売部長を務めるスコット・グリーヤー氏は、「ニューヨーク・ジェッツのようなニューヨークのアイコン的なブランドと共に、コンテンツや試合中の音楽を作り出すことは、Def Jamのブランドやファンとっても相乗効果となる。Def Jamにとっては、ジェッツのファンとヒップホップを結びつけて我々のアーティストの知名度を向上する上で最高の方法です」とコメントし、地元ニューヨーク同士のコラボレーション、そしてフットボールとヒップホップの親和性の高さを強調した。

チームイメージと相性のよいコラボレーション

ジェッツはそのチームカラーから「ギャンググリーン」という愛称を持っており、確かにギグリーヤー氏の述べた通り、チームの風合いとしてヒップホップとの相性は申し分ない。このニューヨークの2ブランドが融合することで、ジェッツとしては主に若い世代のファンを中心にクールなイメージを印象付ける助けとなるほか、Def Jamにとっては、レーベルの知名度を上げる新たなフィールドの獲得を意味することになる。

今回のパートナーシップでは、Def Jamのアーティストとジェッツの選手たちが共演する映像シリーズが制作されることも決定している。また、毎週、試合の宣伝映像で使用する楽曲として、これまでの定番のヒット曲に加え、新作を提供することとなった。宣伝映像はシーズンを通し、ジェッツのソーシャルメディア・チャンネルで流されることになる。

ジェッツは公式サイトにて「NFLでは音楽が鍵を握る役割を担っている」と述べているが、全米で最も人気を博すプロスポーツであるNFLがその娯楽性を維持し高める上で、試合中やウェブコンテンツに使用される音楽が大きな要素となっているのは、改めて言うまでもないだろう。また、ジェッツとしては、Def Jamとの提携により、スポーツメディア以外のメディア露出増加が実現し、これまでジェッツあるいはNFLに対して興味の薄かった音楽ファンからの新規ファン層の獲得も期待できるため、今後も、気鋭のレコードレーベルとプロスポーツのチームによるこうした形態のパートナーシップは増加することが予想される。