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NBAブルズ、 ゴール上に設置カメラの命名権をゲーム会社が取得

https://youtu.be/YCvweqfm1J0


・北欧のゲーム会社とアメリカのプロスポーツチームのパートナーシップ
・バスケットボールゴールの上にカメラが設置され、そのカメラの命名権を取得。同社の人気ゲームのタイトルが冠名称となっている。
・このアングルの映像が流れるたびにゲーム名が露出
・海外での事業展開を行う際に、スポーツチームのアセットを活用する、という典型的なパートナーシップ。


ゲーム会社とバスケチームのパートナーシップ

北米プロバスケットボールNBAシカゴ・ブルズが、フィンランドのゲーム会社ロビオ・エンターテイメントとパートナーシップ契約を結んだことを発表している。同社はフィンランドの企業として初のNBAチームのスポンサーとなる。

このパートナーシップ契約により、『アングリーバードアイビューカム(Angry Birds Eye View Cam)』と名付けられたカメラがホームアリーナのバスケットゴールのバックボードの上に設置され、ダンクシュートなどのプレーを真上から撮影する。アングリーバードとは同社の人気アクションパズルゲームであり、この新しく設置されたカメラの命名権を獲得した形だ。

そして、バックボードの外枠にゲームタイトルのロゴが掲載されている。また、アリーナ内のLEDスクリーンにもロゴが掲載される。他に同社主催のファンに特別な体験提供も行われる予定となっている。さらにはこのカメラで撮影したハイライトプレーを、ブルズの公式Twitterやfacebookで配信する。

アメリカにおけるブランド展開

ロビオ・エンターテイメントがこの契約を結んだ目的は、アメリカにおけるブランド展開で、同社のCMOは「NBAで最も実績のあるチームの1つであるブルズとのパートナーシップによって、戦略的にアメリカでのブランド構築を目指す我々の意思を示すことができる」と言う。

ブルズはバスケの神様と呼ばれるマイケル・ジョーダンの下で90年代から00年代にかけて6度のNBA制覇を達成し、アメリカ国内だけでなく海外でも知名度の高い人気チームだ。それにより、世界各地のブルズファンに対してブランド認知を高めることができる。また、興味深いバスケットゴール上からの映像配信のサポートで、ファンからの好感度を高められる。SNSでの配信も行うことで効果的なファンへのアプローチを可能にしている。

同社はブルズ以外にも、北米アメリカンフットボールNFL、サッカーのイングランド・プレミアリーグのエバートンFCとパートナーシップを結んでおり、スポーツを活用したマーケティングを積極的に実施している。スポーツとゲーム会社の事例として今後もどのようなアクティベーションが行われていくのか楽しみだ。

ライター:編集部

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