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ブラジルのバドワイザー、自社メディアでスポーツ中継開始

https://twitter.com/Budweiser_Br/status/1366146161183195136


・ビールメーカーとプロスポーツリーグ(NBA)のパートナーシップ
・毎週1回、企業(ブラジル)の公式YouTubeチャンネルで、試合最後の35分間の映像を公開(海外でのインターネット配信権の購入)
・企業の目的は、自社アカウントのチャンネル登録者の増加と自社商品の自由なプロモーション


週1回、自社のソーシャルメディアでNBAの試合をライブ配信

スポーツリーグにとって最大の人気コンテンツは試合であり、だからこそ放送局と高額な放映権契約を結ぶことができる。そしてスポーツスポンサーシップを行う多くの企業が露出の舞台として最も重要視するのは会場だが、それは試合こそが最も多くの人々の関心を引き付けるからだ。

これまで企業にとって試合に関するアクティベーションといえばあくまで会場での広告掲出、試合中断時に行われるイベントの冠スポンサーに、テレビ中継の合間にCMを流すといったものだ。ただ、この枠組みとは違う注目のアクティベーションを今、バドワイザーがブラジルで仕掛けている。

ブラジル国内ではあるがNBAの試合を週1でバドワイザーの同国YouTube公式チャンネルで放送中だ。第1回は2月25日のフィラデルフィア・76ers対ダラス・マーベリックスといきなり好カードだった。そして、第2回は3月4日のボストン・セルティックス対トロント・ラプターズと毎週木曜日の放送となっている。

この4日の試合は、公式チャンネルでブラジル国内だけの視聴制限がない形で試合最後の35分を公開している。それを見ると、画面中央に出ているスコアボードの隣にバドワイザーのロゴが大きく掲出されており、普通の試合とは違うことが分かる。

自分たちで配信を行うことで生まれる新しいアクティベーションの形に期待

放映権の契約状況があり、これはどの国でも出来るものではないが、企業にとって試合を週1回など限定的とはいえ放送できるのは大きな可能性を秘めている。若者世代を中心に多くの人々にとってソーシャルメディアは日常生活に浸透しており、スポーツ中継をテレビ以外のメディアで見ることに違和感はない。そして、自分たちが配信できることで、より自社商品のブランドイメージを高める演出をしやすくなる。さらに自社の公式チャンネルの登録者アップなど、様々な効果が期待できる。

ちなみに『Sports Business Journal』によると、NBAの担当者はメキシコ、アルゼンチン、チリなど同じ中南米のパートナー企業がこのアクティベーションに興味を寄せていると明かしている。

かつてスポーツの放送といえば、テレビかスポーツバーで見るものだった。しかし、今、ソーシャルメディアで視聴するのは珍しくない。また、リーグ側が放映権の管理を自分たちで行い権利販売するのが一般的になりつつある。この状況から、企業が自社の公式チャンネルで試合を配信することへのハードルは限りなく低くなっている。

今回のバドワイザーのように企業が試合への広告掲出だけでなく、試合配信自体を行うことでアクティベーションの幅が広がっていくことは間違いない。この流れがどこまで波及していくかは非常に興味深い。

ライター:鈴木栄一

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