・カナダの通信会社と北米プロスポーツリーグのパートナーシップ
・リーグに所属する全チームに通信プラットフォームを提供(各球場の通信システムを同社のサービスで統一)
・リプレースポンサーとして、リプレー映像中にロゴを掲出
・リーグ戦のロンドンシリーズの冠スポンサーとなり、会場の通信プラットフォーム提供をはじめ、海外での事業展開にも貢献


MLB全チームに自社の通信システムを導入

北米プロ野球リーグMLBは、2019年6月にMLBとして初めてヨーロッパで開催するMLB ロンドンシリーズ2019の冠スポンサーに、カナダを拠点とする通信会社大手マイテルと契約締結したことを発表した。契約期間は2年間となっており、2019年の対戦カードは2018年シーズンを制覇したボストン・レッドソックスとニューヨーク・ヤンキースとなる。この両チームはMLB随一のライバル関係にある名門同士であり、スポーツファンから大きな注目を集められるカードだ。

今回の契約に先立ち、同社は今年5月にMLBと複数年のパートナーシップ契約を発表している。この契約により、MLBは今シーズンからそれまで個々のシステムを採用していた30チーム全ての通信プラットフォームを統合し、各球場のダグアウト、ブルペン、ビデオ判定ルーム、記者席の通信システムに同社の最新システムを導入した。新システムには全ての通話を記録する機能もあり、全チームがリーグ規則に違反していないかをモニターすることが可能となった。また、同時にリーグ全体のリプレースポンサーとMLB公式ビジネステクノロジー・通信パートナーとなり、試合中のリプレー映像にロゴ掲出される。

ロンドンシリーズでは冠スポンサーとして消費者に直接ブランドアピール

今回のロンドンシリーズの契約においても、試合会場で同社の通信システムの導入することはもちろん同シリーズに付随するイベント、スタジアム内での看板やデジタル表示、リプレー映像を流すスタッフのユニフォーム、試合を放映するイギリスメディア、MLB運営のメディア媒体にもロゴが掲出される。さらには、次回2020年のシリーズに繋がる全てのイベントでも同社のロゴが掲出され、そのブランド露出は最大限のものとなる。

今回の契約についてマイテル社のイギリス・アイルランド支社副社長は、「MLBとのパートナーシップは私たちにとって満足のいくものであり、とてもよく機能している」と語り、B2Bを主体とする同社が、ファン(一般消費者)に直接アピールする冠スポンサーをする意義を次のように考えている。

「私たちの顧客がMLBのファンと繋がるための手助けをしている。私たちがB2Cの企業ではないとしても、消費者に自分たちのサービスを体験してもらうことはとても重要だ。もし技術的には世界一のものを持っていたとしても、消費者に満足してもらえるものでなければ成功とは言えない。」

同社は今回の契約発表の約1週間後、今度はサッカーのイングランドプレミアムリーグ所属のリバプールともパートナーシップ契約を結んだ。ちなみにリバプールとレッドソックスの親会社は同じで、世界中にファンを有するビッグクラブだ。マーケットでの存在感を拡大するために、人気スポーツリーグやチームとの契約を拡大していくことは効率的な宣伝方法と言えるだろう。