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サブウェイ、トム・ブレイディを新商品のPRに起用した理由

https://twitter.com/SUBWAY/status/1453732580197429249


・人気アスリートと大手ファーストフードのパートナーシップ
・健康志向の高い人向けに低カロリーかつ栄養豊かなパンをフードベンチャーテックと共同開発。
・PRに栄養価の点からパンをあまり食べないと発言してた人気スポーツ選手を起用。
・共同開発先のフードベンチャーには選手自身も投資、さらにPR動画には自身のアパレルブランドを着用するなど自身のブランド力を最大限に発揮している。


これまでで最もヘルシーなパンを開発し、ブレイディがプロモーション参加

ファーストフードを全米展開している企業は、新商品の発売にあわせテレビなどを使った大々的なPRを行うケースが多い。そんな企業にとって、幅広い世代から多くの視聴者を獲得しているスポーツ中継は、告知を行う絶好の舞台となっている。

大手サンドイッチチェーンのサブウェイもその1つで、人気スポーツ選手を起用した広告をよく展開してきた。今夏もトム・ブレイディ(アメリカンフットボール)、ステフィン・カリー(バスケットボール)、セリーナ・ウィリアムス(テニス)、モーガン・ラピーノ(サッカー)と全米を代表するスーパースターたちが出演するプロモーションを実施している。その上で、ブレイディとは従来のスポーツ選手との関りとは違った形でのパートナーシップを行なっている。

10月末サブウェイは、顧客層の拡大に向けた健康志向の高い人向けとなる新しいパンの一部地域でのテスト販売を実施すると発表した。同社はベジタブルサンドなどヘルシーな商品を揃えているが、そもそもパン自体が炭水化物、糖質を多く含んでいることで、健康への意識が高い人から敬遠されてきた面があった。

そこで新商品はフードベンチャーテックのHero Labと共同開発したもので、パンをかつてない低カロリーかつ栄養豊かなものになっている。サブウェイによると通常の6インチのサイズで、同社の他の商品に使われているパンでは炭水化物の含有量が24から46グラムに対し、新商品はわずか1グラム。他にも砂糖は使わず100キロカロリーのみ、12グラムのタンパク質、26グラムの食物繊維が含まれている。

ブレイディにとっては一石三鳥の効果

この新しいパンのプロモーションに登場するのがブレイディとなる。44歳にして未だNFLトップレベルの活躍を見せている鉄人の彼は、グルデンフリーなど普段からかなり節制した食生活でコンディションを維持していることで有名で、パンはほとんど食べないと過去には発言している。その彼がSNSで公開された映像で、新商品を実際に食べてお薦めしているのは大きな訴求効果が期待できる。

ブレイディにとって今回のプロモーションに参加するのは、1人のアスリートとしてのスポンサー契約以上の意味がある。共同開発を行うHero LabにはNBAのスーパースターであるケビン・デュラントともにブレイディも出資しており、自身のブランド力を生かし投資している企業の知名度向上にもつなげているのだ。

また、プロモに登場しているブレイディは、“BRADY”と自身の名前が入ったパーカーを着ているが、これは自身が設立したアパレルブランドのもの。そう考えると、彼にとっては一石三鳥の効果を持っているのだ。近年、巨万の富を得ているトップアスリートが企業に投資するケースは珍しくない。今回のようにただの商品PRだけでない関わりはより増えていくだろう。企業視点で言っても、アスリートを介しての様々なコラボレーションにつながる可能性を秘める有益な関係となり得るものだ。

ライター:鈴木栄一

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