・保険会社×ゴルフシニアツアーという明確にターゲットを意識したスポンサーシップ
・「英国では年間50万人を超える50歳以上の人々が海外旅行先でゴルフをしている」というスポンサーシップを論理的に裏付けるデータ
・「50歳以上は旅行保険とゴルフ保険のパッケージの割引が得られる」という契約促進のアクティベーションプログラム


 英保険会社のStaysureが欧州シニアツアーのタイトルスポンサーとなる大型パートナーシップを締結した。タイトルスポンサー契約は同ツアー史上初のことであり、これにより来季は欧州シニアツアーから「Staysureツアー」と名称が変更される。契約期間は10年に及び、また多くのスター選手の出場が見込まれる賞金総額40万ポンドの「Staysure PGAシニア選手権」が年間スケジュールに新たに加えられることとなった。

 2004年創業のStaysureは英国で最も成長の著しい保険及び金融サービス会社と評価されている。特に50歳以上のマーケット分析のスペシャリストであるとともに、旅行保険の部門は英国トップクラスとして知られている。Staysureの創始者兼チェアマンであるライアン・ホーサム氏は、今回のパートナーシップ契約について、「我々の顧客の多くは熱心なゴルフファンであり、これは顧客への魅力を新たなレベルへ押し上げる上で完璧な機会」と、その狙いを明かした。

 また、Staysureがタイトルスポンサーを務める前出の大会に加え、来季のStaysureツアーではロシア、デンマーク、そしてスペインでも新たに大会が開催されることとなり、これでシーズンを通した大会数は昨シーズンの15大会から4つ増加し、全19大会となった。

 今回の契約に伴い、Staysureは50歳以上を対象とした旅行保険とゴルフ保険のパッケージの割引が得られるプログラムを発表。更に、同サービスの会員にはStaysureツアーの大会の観戦チケット、同ツアーのプロアマでプレーする権利、そして選手のサイン入りグッズが提供されるほか、欧州ツアーに対する割引も提供される。

 前出のホーサム氏によると、英国では年間、50万人を超える50歳以上の人々が海外旅行先でゴルフをしているとのこと。今回のタイトルスポンサー契約とそれに関連した会員プログラムは、大いに顧客の琴線に触れることになるだろう。

 様々な新しい試みで拡大を続ける同ツアーにとって、顧客ターゲットを共有するStaysureとのタイトルスポンサー契約は、更なる起爆剤となることが期待できる。Staysureにとっても国際的な成長を遂げる同ツアーに自社の名が冠されることで、顧客ターゲットに特化した知名度アップが期待できるなど、その親和性の高さは明白だ。

 今後、一層需要が高まるであろうシニア世代へのスポーツマーケティングのモデルとして、日本のスポーツ業界にとっても大いに参考になりそうなスポンサーシップの事例である。