・人気ボクサー×スポーツ用品店のパートナーシップ。
・統一戦に向けて店頭でチャンピオンベルトの展示ツアーを実施。
・ベルトと一緒に写真を撮り、スローガンをハッシュタグ投稿した人の中から抽選で試合のチケットが当たる(来店促進)。また、スポーツ用品店の専用アプリ利用者にも抽選でチケットが当たる(アプリ利用者獲得)。


 イギリスの大手スポーツ用品店のJD Sportsが、ヘビー級のWBAスーパー&IBF王者であるイギリス人アンソニー・ジョシュアとパートナーシップ契約を締結した。

 1月中旬、ジョシュアはWBO王者ジョセフ・パーカーとの3団体統一戦を行うことを発表。この試合は当然のようにビッグマッチとして大きな注目を集めており、会場も昨年のサッカーUEFAチャンピオンリーグ決勝の舞台であるカーディフのプリンシパリティ・スタジアム(収容人数は約7万5,000人)と普段はサッカーやラグビーで使われる巨大スタジアムとなっている。
 
だが、ジョシュアは昨年10月末にすでに同スタジアムで防衛戦を実施し、会場を満員にしている。また、4月に開催されたウラジミール・クリチコとの防衛戦ではロンドンのウェンブリースタジアムで約9万人を集めるなど、圧倒的な人気を誇っている。

 そして現在のボクシング界で屈指のカリスマとなっているジョシュアを使い、JD Sportsは、この統一戦に合わせて#RoadtoUndisputedというキャンペーンを展開。このビッグマッチまで、JDの各店舗を持ち回りでジョシュアの3つのタイトルベルト(WBA、IBFに加えマイナー団体IBOの王座も保持)を展示するツアーを実施する。Undisputedとは正真正銘、疑いの余地がないという意味で、ジョシュがパーカーとの統一戦に勝てば、ヘビー級で文句なしの王者になれるということを意味するフレーズだ。

 ベルトと一緒に写真を撮り、#RoadtoUndisputedのハッシュタグをつけて投稿した人には抽選で、試合のチケットが当たる。また、JD Sportsが専用アプリで行う配送サービスのJD-Xの利用者にも抽選でチケットをプレゼントする。このビッグマッチのチケットが当たるとなれば店舗への来店客、アプリ利用者数の増加が見込めるのは間違いないだろう。

 他にJD Sportsは今回のタイトルマッチに向けたジョシュアの練習風景など様々なコンテンツを独自に配信する予定。すでにフェイスブックで先日、行われた記者会見をライブ中継するなど、試合をより盛り上げていくための試みも積極的に行っている。それが結果的にはタイトルマッチの告知となって、試合がさらに注目度を高めまることは、SNSキャンペーンの盛り上がりとなり店舗への来店、アプリの利用者数を増やすことにもつながる。スーパースターをただの広告塔で使うだけでなく、より具体的に売り上げ増加につながる施策を行っているのは注目すべき点だ。