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大手DIYショップのLowe’s、NFLとのスポンサーシップを通じて深める地域との関係

https://twitter.com/Lowes/status/1449092158695350274


・大手ホームセンターとプロスポーツリーグのパートナーシップ
・応援するチームをテーマにした部屋の投稿をSNSで募集するキャンペーンを実施
・OBや現役選手と社員が共同で老朽化や自然災害によって壊れた公共施設、住宅のリノベーションや補修を行う社会貢献活動を展開する


好みのチームグッズで彩るDIYのコンテストで商品のPR

アメリカの大手ホームセンターのLowe’sは、2019年1月に北米アメリカンフットボールリーグNFLと複数年のパートナーシップを結んだ。これによりNFLや各チームのロゴ入りの様々なグッズを制作し、販売している。そして、これらの商品を効果的にPRするべく2019年に行ったのが同社の地元ノースカロライナ州を拠点とするカロライナ・パンサーズ、ダラス・カウボーイズ、フィラデルフィア・イーグルスと共同企画で、同社のスペシャルアドバイザーがそれぞれのチームのファンの自宅に伺い、机、椅子など様々なロゴ入りグッズを使い応援するチームで彩られた部屋を作るDIYをサポート。その模様をSNSで公開した。

そして、今シーズンに関してはNFL Tailgating Challengeと名付け、ファンにそれぞれ応援するチームをテーマにした部屋の投稿をSNSで募集。アメリカンフットボールの試合が4つのクォーターで構成されているのに合わせ、4つの期間に区切ってコンテンストを実施。成績上位者には、スーパーボウルの観戦チケットなど様々な豪華特典が贈呈される。

アメリカではワクチン接種を条件に観客の制限がなくなるなど、様々なところで日常が戻り始めている。とはいえ、感染に気をつけ大人数が集う場所に行くことを避ける人々は一定数いるなど、巣篭もり需要は引き続き存在している。DIYは巣篭もり需要と相性が良く、またDIY好きとNFLファンはともに大人の男性とコア層が被っている。Lowe’sが、NFLとパートナーシップを結ぶのは、とても効果的であると言える。

知名度のあるアスリートと一緒に行うことで、社会貢献活動をより大きなものに

また、Lowe’sがこの契約を通して力を入れているのが社会貢献活動だ。Home Teamと名付けたプロジェクトで、今シーズンは昨季終了後に引退した名選手であるドリュー・ブリーズと現役の11選手で構成され、彼らと一緒に地元コミュニティを支援する様々な取り組みを実施。ブリーズは自身の財団を通していろいろな支援活動をしており、奉仕活動に熱心なアスリートとして有名だ。その主な活動は、老朽化や自然災害によって壊れた公共施設、住宅のリノベーションや補修を行う同社らしい内容だ。

選手たちと共に、この活動には同社の社員たちも参加し、長年の経験で培った経験をいかして建物の補修をサポートしていく。NFL選手は抜群の知名度を持ち、彼らが関わることでプロジェクトはより多くの人々が興味を持ち、参加するものとなる。それによって活動に参加する社員もいろいろな人との接点が生まれ、人間的な成長を期待できる。そこから得た繋がり、人々が何を求めているかといった知識は、より地元のニーズにあった商品を揃えるための助けとなるはずだ。

人気スポーツチームやリーグとのスポンサーシップを行うことで企業は露出の機会が増え、ロゴなどを使った商品はファンの関心を集めることができる。そういった数字として分かりやすいもの以外にも、アスリートの知名度、ブランド価値は活用できる。その1つの例が、彼らを自分たちの社会貢献活動に絡めることで、Lowe’sはそれをうまく行っている代表的な企業の1つだ。

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ライター:鈴木栄一

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