・プロスポーツチームとアパレルメーカーのパートナーシップ。
・球団スタッフの衣服としてメーカーのオリジナル製品を提供。(ファッションとライフスタイル構築の点において、チームのリブランディングに寄与)
・企業側のメリットは、試合会場において選手よりも身近な存在である球団スタッフを通して、ブランドが顧客に伝わるという点。


 北米プロサッカーリーグMLSのフィラデルフィア・ユニオンが、アパレルメーカーのリーバイスとのパートナーシップ契約を発表。リーバイスが、ユニオンのProud Style Partnerとなることが明らかになっている。

 これにより、ユニオンのホームゲームにおいて球団スタッフの着用する衣服がリーバイスのものとなる。ちなみにリーバイスが同様の契約をしているのが他にパリサンジェルマン、サンクトパウリとなっている。

 この契約についてユニオンのマーケティング部門責任者であるダグ・ボシック氏は、チームの公式HPにて「ユニオンブランドの見直しを図る目的において、リーバイスは私たち独自のファッションとライフスタイルの構築を助けてくれる完璧なパートナーだ」とコメントしている。

 また、ユニオンとリーバイスのコラボレーションによる限定コレクションが製作され、ユニオンのホームスタジアム内にある公式ショップなど複数の店舗で販売される。また、ファンはリーバイスの商品に、ユニオンのチームロゴなどのパッチを貼り付けることができるカスタムサービスも提供される予定となっている。

 リーグで他にないパートナーシップを締結することで、ユニオンはファッション面における大きな個性を獲得。前述の責任者のコメントのように、独自のブランドイメージの確立へ向けた大きな助けとなるだろう。


Union Players in Levi’s by Philadelphia Union on Exposure

 また、球団スタッフにファッション性に優れたオリジナル衣服を提供することは、スタッフのモチベーションアップにつながることが期待できる。そして、このパートナーシップの認知が拡がれば、ファンはスタッフを注目する事になり、スタッフはファンの視線を意識する事で、更なるサービス向上も期待できるだろう。

 一方、アパレルブランドにとっては、選手に衣服を提供する事で、PRを行うのが一般的だが、リーバイスが選手ではなく、球団スタッフが着用する服装のパートナーになることはどんな目的があるのだろうか。球団スタッフは選手のような人気、訴求力はもちろん無いが、試合会場において、選手より身近な存在であり、スタッフが着用する衣服を目の前で見てもらえる利点がある。店舗に陳列したり、マネキンに着せるのと違い、実際に着用して動いているところをPRできるのも魅力ではないだろうか。