・現役の人気F1ドライバーと放送局のエンドースメント契約
・レース中継の前後にてドライバーが番組インタビューに出演する(視聴率向上)
・放送局主催のeSportsのF1ゲーム大会にも協力を行う(大会PR)
オランダでケーブルテレビ事業を展開する「Ziggo」が、同国出身の人気F1ドライバーであるマックス・フェルスタッペンと3年間のエンドースメント契約を結んだ。契約の主な内容としては同社のZiggoスポーツチャンネルが放送するF1レースの前後にフェルスタッペンが出演することとなっている。
父ヨスもF1ドライバーだった20歳のフェルスタッペンは、2016年シーズン途中にトロロッソからトップチームの1つであるレッドブルに昇格。昨季はシーズンランキング5位で終えているオランダ期待の選手である。その彼がレースの前後に必ずインタビューに応じることは、Ziggoスポーツチャンネルにとって大きなPR材料となる。
特にレースの前後は、どうしてもレース中に比べると視聴者の関心を集めるのが難しい。そこにフェルスタッペンが必ず登場してくれることは中継番組全体における視聴者数に寄与してくれることが期待できる。
また、これ以外にもZiggoが主催するeSportsのF1レースゲーム大会においてなんらかのコラボレーションを行うことでも合意している。オランダの人気ナンバー1レースドライバーが、何からの形で絡むことは大会の話題性を高めるのにうってつけと言えるだろう。
そして、フェルスタッペンがレース前後に登場することは、視聴者増加につながり、それは番組のスポンサー獲得への大きな助けとなってくる。また、欧米においては、例えばその日のハイライト映像を紹介するものなど特定のコーナーにスポンサーがつくことは少なくない。それだけに、フェルスタッペンのインタビューをしっかり番組の1コーナーとして確立できれば、それは大きなスポンサー獲得のチャンスにもつながってくるだろう。今回のエンドースメント契約が、どんな派生効果をもたらすのか注目だ。