・バイクメーカーと自転車ロードレース主催団体とのパートナーシップ
・新モデルの三輪バイクが世界三大ロードレースのサポートバイクとして使用される(選手の先導車、医療アシスタント、タイヤ交換、ドリンク補給など)
・約3週間と長く過酷なレースでバイクの品質を訴求する狙い


公式サポートバイクとして先導車を務める

ヤマハが自転車の世界三大ロードレースを主催するASO及びRCSスポーツと3年間のパートナーシップ契約を締結した。これにより、今季から2021年にかけて、三大ロードレースのツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャで、ヤマハの三輪バイク『ナイケン』が公式サポートバイクとして使用されることが決定した。また、同主催者が行う他レースでも使用され、既に3月9日にイタリアで開催されたストラーデ・ビアンケでお披露目されたほか、その後、フランスを舞台としたパリ〜ニースでも使用されている。

レース期間中はナイケンが選手の先導車として使用されるほか、医療アシスタント、タイヤ交換、そしてドリンク補給といった様々な補助を担うことになる。


三大ロードレースは何れも欧州で絶大の人気を誇るスポーツコンテンツだ。特に最も人気の高いツール・ド・フランスは、同国外務省の発表によると大会期間中に約1200万人が観戦に訪れる。そして、世界190カ国以上で映像が配信され、その合計視聴者数は35億人にも達するという。

また、レースも開催期間は約3週間と長く、一日あたり4、5時間の長丁場となる。そのため、欧州を始め世界への商品プロモーションとして、効果的な認知度アップが期待できる。

長丁場で過酷なコースのロードレースだからこそ期待できる宣伝効果

ナイケンはスポーツツーリングバイクとして、高度なスポーツ性能、多様性、そして長距離運転性能を売りとする。レースコースには急カーブの多い峠や山岳地帯もあり、なおかつ長距離に及ぶためその性能を発揮するチャンスだ。実際に契約にあたり、ヤマハモーター欧州代表のエリック・ ドゥ セイン氏は「ヤマハにとってこのパートナーシップは、この革新的な製品と大衆との距離を縮め、地形や天候に左右されないその高い性能と信頼性を実際に披露する素晴らしい機会」と、宣伝効果の大きさに期待を寄せている。

日本でも今年の箱根駅伝で、スポンサーのトヨタ自動車が先導車両に社長専用に作られた特別モデル『センチュリーGRMN』を提供したことで話題になった。今回のナイケンは前輪が二輪ある独特なデザインだ。実際に走行する様子を目にしたファンや視聴者に対してどのような印象を残すのか楽しみにしたい。