・アジア大手生命保険会社と英プロスポーツチーム(サッカー)のパートナーシップ
・アジア7カ国でチームが開発したサッカープログラムを展開。元選手やチームで実績あるスタッフが常駐して指導にある。
・アジア保険業界アワードにて『CSRイニシアチブ・オブ・ザ・イヤー』を受賞


AIAのビジネスマーケットで地域密着のサッカー普及活動

アジア大手の生命保険会社AIAが世界的人気を誇るサッカーのイングランド・プレミアリーグ強豪チーム、トッテナム・ホットスパーとのパートナーシップを2027年まで延長することを7月に発表した。

香港を拠点とする同社は、2013年に初めてトッテナムのカップ戦ユニフォームの胸スポンサーに就任。その後、2014年にシーズン通しての胸スポンサーとなり、2017年からグローバル・プリンシパル・パートナー(主要パートナー)となっている。

契約内容はトッテナムの男子、女子、そしてアカデミーの各チームの胸スポンサーとなる。他には、同社が掲げる『Healthier, Longer, Better Lives(より健康で、より長く、よりよい生活を)』のスローガンの元、アジア地域においてスポーツで健康を促進するプロモーションに協力する事などが盛り込まれている。具体的には、2017年より同社が運営拠点を持つアジア18カ国中7カ国において、チームがアカデミーで独自に確立したサッカープログラムを展開している。

参加者は草の根レベルからプロになりうる有望な選手まで年間10,000人に及ぶ。特筆すべきは、500名以上のコーチが参加しているが、その中に公式なコーチ資格を持った元選手や女子U20チームのヘッドコーチを務めたスタッフが、アジアに常駐して同社のために働いている事だ。これらの活動が評価されたこともあり、同社は今年のアジア保険業界アワードにおいて、『CSR(企業の社会的責任)イニシアチブ・オブ・ザ・イヤー』を受賞した。

スポンサーの満足度がその後の継続や拡大につながる好例

AIAが2013年以来徐々にスポンサー契約の範囲を拡大してきたのは、いかにこのパートナーシップに満足しているかの表れだ。他社と差別化しにくい保険商品を扱う企業としてはブランド好感度を高めることは重要な要素の一つだ。その上で、人気スポーツチームを活用しての地域に根付いたCSR活動を実施は、効果的である。それはAIAグループのCEO兼社長の「我々のマーケットにおいてプレミアリーグとトッテナムの人気は大変なものだ」というコメントが示している。

一方、トットナムにとって、海外でのファン獲得はチームのさらなる収入増において重要な要素を占めており、AIAとの活動を通しアジアでの露出を増やせるのはビシネス面においてかなり大きい。それらの活動がさらにメインスポンサーのブランドイメージの向上に繋がるのであれば一石二鳥と言えよう。