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ビールブランド、ミケロブ・ウルトラが宣言する男女平等、女性スポーツへの大型支援

https://youtu.be/DEbwRoFILmk


・低カロリービールブランドが今後5年間で女子スポーツを使ったマーケティンに1億ドル費やすことを発表。さらに2025年までに広告クリエイティブで女性と男性を同等に取り扱うこと、契約アスリートを男女同じ人数にする。
・発表と同時に新たに3人の女性とパートナーシップを結び、女性スポーツを応援するキャンペーンを開始


今後5年間で女子スポーツへのマーケティング活動1億ドルを投入

今、企業に社会的責任を求める声は大きなものとなり、実際に多くの企業が様々な差別、格差の解消に向けて取り組んでいる。そんな中、大きな社会的課題である男女格差に対し、ビールブランドのミケロブ・ウルトラが、大きなインパクトを与える発表を行った。

8月下旬、同ブランドは今後5年間に渡って女子スポーツを使ってのマーケティングに1億ドル(約110億円)以上を費やすことを発表した。さらに2025年までにメディアへの広告内容ついて50%を女性スポーツ、女性アスリートを特集するものにする。すべての広告クリエイティブで女性と男性を同等に取り扱う。同社がパートナーシップ契約を結ぶアスリート、インフルエンサーで構成するチーム・ウルトラは、男女で同じ人数とすると、3つの具体的な公約も掲げている。

元々、ミケロブ・ウルトラは低カロリーのビールとして、運動好きなど健康意識の高い人へのプロモーションを積極的に行っている。また、ピュアゴールドと名付けたオーガニックの原料を使った商品の開発にも力を入れることで、他のビールと比べ女性人気が高いと言われている。

宣言とともに新たなキャンペーンを展開。女性スポーツを守っていく姿勢を強調

こういう背景を考えると、女子スポーツへのマーケティングに力を入れるのは妥当な選択だ。ただ、そうはいっても商品を買うのは男性の方が多い。そして、スーパースターとして抜群の知名度を誇る広告効果の高いアスリートは男性が大半だ。例えば経済メディアのフォーブスは、毎年アスリートの収入ランキングトップ50を発表しているが、2020-21シーズンでランクインした女子は大坂なおみ(12位)、セリーナ・ウィリアムス(28位)のみ。

純粋に商品の認知度アップを考えたら、男性のスター選手を積極的に起用する方が理に適っているかもしれない。だが、ミケロブ・ウルトラは今回、こうやって大々的に女子スポーツ、女性アスリートへの支援を打ち出した。

その一環として、この発表と同じくチーム・ウルトラのメンバーに女子バスケットボールリーグWNBAのトップ選手であるネカ・オグミケ、トランスジェンダーであることを公表したNCAA王者の陸上選手セセ・テルファー、元選手で現在は人気アナリストのアンドラヤ・カーターと3名の女性が新たに加入。そして、彼女たちが登場する『Save It, See It』と名付けたキャンペーンを展開している。

健康志向を打ち出しているとはいえ、男性向けのイメージが強いビールブランドがこうして女性スポーツのサポートを積極的に行うことが、どんな効果を打ち出すのか。これからのスポーツスポンサーシップの在り方を見ていく上でも注目だ。

ライター:鈴木栄一

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