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Crypt.com、レブロンとのパートナーシップを通し彼の学校でブロックチェーン学習のサポート

https://twitter.com/cryptocom/status/1487047811401076742


・仮想通貨など取り扱うフィンテック系企業とプロスポーツチームやアスリートとのパートナーシップ
・アリーナ命名権を取得し、有名アスリートを起用したCMを放映など大々的に企業名を露出する
・さらに、アスリートが支援する学校でブロックチェーンなどWeb3.0の教育を提供する社会貢献活動を同時に行う


スポーツ界への積極的なスポンサーシップを行うCrypt.com

スポーツスポンサーシップの世界にもトレンドがあり、伸び盛りで知名度を高めることが必要な新しい業種の企業が新しい契約を結ぶことの繰り返しという側面はある。例えばここ10年くらい前は、オンラインのスポーツベッティングの企業の広告掲出が目立っていた。そして今、増加しているのが仮想通貨など最新の金融サービスを取り扱うフィンテック系の企業だ。

そして、その中でも目立っている一つが、仮想通貨取引所の運営などを手がけるCrypt.comだ。先日にはNBAロサンゼルス・レイカーズ、クリッパーズのホームアリーナの命名権を取得し、Crypt.comアリーナと12月から名称変更したばかり。同アリーナは、1999年の完成からこれまで大手事務用品販売のステイプルズが命名権を取得していた。世界中で高い認知度を誇るレイカーズの存在もあり、アメリカだけでなく世界中のスポーツファンにとってステイプルズ・センターの名前は定着していただけに少なくない衝撃となった。ただ、ともかく大きな話題となることは、それだけ同社の名前が露出したことを示している。

また、同社はレイカーズ所属のスター選手であるレブロン・ジェームズともパートナーシップ契約を締結。アメリカ1のビッグイベントであるスーパーボウルで、ジェームズが出演するCMを掲出。現在のレブロンが、ドラフト指名される18歳の自分と話し合ってアドバイスする内容は大きな話題となり、同社のYouTubeでは2,000万を超える再生回数となっている。

露出を高める以外にも重視してる自分たちの強みを生かした社会貢献活動

このようにCrypt.comのスポーツスポンサーシップは露出面で言うと素晴らしい成果を残している。しかし、ただ、名前を告知すればいいのではなく、そこにはプラスイメージも付随してこなければいけない。特に仮想通貨は一獲千金のチャンスがある一方、金融知識の乏しい人間が気軽に手を出してはいけない。大金を一気に失うリスクもある商品で、企業側がその告知を十分に行っていないと、マイナスイメージを持たれることもある。実際、イギリスは仮想通貨関連の広告の取り締まりを強化しているが、その中でCrypt.comは同国で複数の広告について配信禁止の措置を受けている。

こういった背景の中で、Crypt.comとジェームズのパートナーシップで注目すべき取り組みを行う。彼が地元オハイオ州アクロンで運営している経済的に苦しい家庭の生徒を授業料や朝食、昼食、その後の軽食を無料など手厚い支援体制で受け入れている学校『I PROMISE SCHOOL』で、ブロックチェーンなどWeb3.0の教育を実施するのに協力することだ。

ジェームズは、トップアスリート枠にとどまらず社会的オピニオンリーダーとしてもアメリカ社会において大きな影響力を持っている。その彼の手掛けている教育事業をサポートすることは、Crypt.comが大金を失うリスクを減らすべく、しっかりした金融知識を持った人たちに自分たちのサービスを利用してもらいたいという姿勢を強調するのに理想的なものだ。

今、Crypt.comはスポーツスポンサーシップに大金を投じている。それと同時に露出を増やすだけでなく、ブランドイメージを高めるために何をするべきかをしっかり把握していて、そのために最適な人物と一緒にアクティベーションを行っている。その的確な分析力と実行力こそ、スポンサーシップへの投資金額以上に注目すべき部分だ。

ライター:鈴木栄一

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