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オンライン事例

NFL、Twitterへの投稿で寄付を募るプロジェクト実施

https://twitter.com/NFL/status/1060358774731558912


・プロスポーツリーグと、“軍人とその家族向け”保険会社とのパートナーシップ
・国民の祝日「退役軍人の日」の前後の期間に、軍人に敬意(“Salute To Service”)を表して様々なイベントを実施
・Twitterでイベントハッシュタグを付けて投稿すると、1投稿につき5ドルの寄付金をリーグが払う
・軍人支援活動を熱心に行った選手を表彰するアワードを保険会社がスポンサード。受賞者の支援する活動に対し、リーグとこの企業から300万が寄付される


軍人とその関係者を支援する#Salute To Service

アメリカスポーツ界において、文字通り国家のために身体を捧げて活動する軍人、そして退役軍人を支援する活動は、プロチームは当然のこととして大学などアマチュアチームにおいても日常的に行われている。試合において、彼らや家族を招待し、その献身に感謝の意を表明するイベントは頻繁に見る光景だ。

当然、アメリカ1の人気スポーツリーグであるアメリカンフットボールのNFLも、熱心な支援を継続して行なっている。その代表的な試みが、軍に携わる人々に敬礼という意味の“Salute To Service”である。これはNFLのシーズン中となる毎年11月11日の祝日、退役軍人の日の前後にかけて実施され(今年は11月1日から19日)軍人、その関係者をサポートするNPO団体への寄付金を集めるプロジェクトだ。

内容はTwitterに#SaluteToServiceとハッシュタグをつけて投稿すると、1回ごとに5ドルが加算され、さらに11日については、1投稿につき25ドルとなっている。2011年から始まったこの試みを通して、NFLは昨年の時点で総額30億円近くを寄付している。そして、専用HPには投稿がリアルタイムで反映されるカウンターがあるが、今年も6億円を突破する金額となっている。

USAAが冠スポンサーを務めるSaluteToServiceアワード

NFLとしてはこのようにファンを巻き込んだ企画を行うことで、自分たちがどれだけ熱心に軍人たちへの支援を行なっているのか効果的にアピールすることができる。SNSでハッシュタグをつけて投稿するだけという簡単さも、多くの人が参加できる見逃せない要素だ。

また、リーグはSaluteToServiceアワードという賞を制定している。これは各チームからNPOへの寄付、施設への慰問など軍人へのサポートを頻繁に行なっている1名(リーグ合計32名)が候補者としてノミネートされ、その中で1名が選出される。この賞には軍人とその家族向けの金融、保険会社であるUSAAが冠スポンサーを務め、特典として受賞者が選んだNPO団体にリーグ、そしてUSAAからそれぞれ約300万円が寄付されることになっている。

ちなみ受賞者が発表されるのは、スーパーボウルの前日に開催されシーズンMVPなど様々な主要アワードを発表するNFLオナーズ。この一大イベントに組み込まれていることはNFLがいかに支援活動を重視しているのかを強調でき、USAAにとっても自分たちの知名度、ブランドイメージを高めるのにうってつけの舞台となる。

社会貢献活動は継続して実施してくことが何よりも大事であるが、社会的影響力のあるスポーツリーグ、チームであるからこそいかにファンにその活動を認知させ、巻き込んでいくのかも重要な部分だ。だからこそ、Twitterでの投稿という手軽な手段を使うこの取り組みは、日本のスポーツ界も参考にすべきことではないだろうか。

ライター:鈴木栄一

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